べいびび、あいらびゅ
私には推しがいます。
とても可愛くて、私にはできない良い考え方を持っていて、努力家で、多才で、好きな物に全力で、笑顔が素敵な方です。
そんな彼女はメイドさんでした。
1年前の2月頃、当時月1くらいのペースでどこかしら行っていたライブやイベントが強制的に一区切りされ、新しい趣味を探している最中でした。
もともと可愛い女の子が好きなこともあり癒しがほしい……って思ったことが最初だった気がします。
メイドカフェなんて、そういう存在があるんだなあくらいの認識だったし、女である私が行ったって誰も相手にしてくれないだろって思ってました。
某YouTuberがコンカフェを巡る動画を上げていたのを見て、人生経験で1回行ってみるかと思って調べだしました。
私は人見知りだし、恥ずかしがり屋でもあるので、ぐいぐいくるような所もおまじないとかがあるのも無理。
あまりにもギャルな女の子たちがいるのもハードルが高すぎる。(派手な女の子は好きです)
そんなこんなでたどり着いたのは、緑の屋根のお屋敷でした。
新しい所に飛び込むときは死ぬほど情報収集をするので、そこに行った方のレポやTwitterを漁りまくりました。
その中で1つのアカウントに出会います。
それが、彼女のTwitterでした。
自撮りの写真を見て、一目惚れでした。
あ、会いたいって思いました。
とりあえず、本人に会う前に1度行ってみてそれから考えようと思い立ち、紆余曲折あって初めてドアを開けたのが2月12日。
少しずつリプを送ったりして、自分の休みと彼女の出勤日が合うのを待ってました。
そして去年の今日、2月22日、初めましてをしました。
写真よりも可愛くて、話し方も仕草もとても素敵で、ぱっちりとしたおめめに吸い込まれそうで、じっと見つめてしまうくらい最初は何も話せませんでした。
彼女の出勤日の公開日が、まるで宝くじの当選番号がわかる時くらい楽しみでどきどきして、自分の休みと被っていたときは、その日までは頑張って生きようって思ってました。
私にとって冗談でもなんでもなく、生きる糧でした。
いろいろあって、彼女はメイドさんではなくなりました。
私はその結果に至るまでにどんなことがあったのか知らないし、無理に知ろうとも思わないけど、私が彼女を好きでいるのに、“メイドさん”という肩書きはあっても無くてもどちらでもよかったんだなあ、と今では思います。
だって、その肩書きが無くなった今でも大好きなのには変わらないのです。
彼女がたとえアイドルでもモデルでも、Twitterで自撮りを上げているだけの子でも、たぶん私は好きになっていたんだろうな…。
ただ、“メイドさん”という自分の予定とお金と健康さえ都合がつけば会いに行って、しかもお話もできる、そんな存在に少しの間でもなってくれてありがとうと伝えたいです。
これまでの推しは次元が違うこともあったし、同じ次元に生きていても話すことはおろか、会うこともままならないこともあったので。
今、私はボーナスステージの中にいます。
いつ終わるか分からない、明日にでもふっと消えてしまうかもしれない。
でも彼女がくれた少しの接点を大事に大事にしてしていきたいです。
あの頃は愚かにも、ずっとがあると思っていた節があったし、終わりがあってもそれはすぐ来るものではないと思っていました。
別れは突然で、今のこの場が無くなれば、本当に私と彼女を結びつけるものは過去の思い出だけになってしまうのでしょう。
だからこそ、1つ1つのやりとりの有り難さを実感している最中でもあります。
なんて。
めちゃくちゃ重い女だなあ。
自他ともに認める飽き性な私がこんなに好きになることある?ってくらい好きなんです。
大好きなんて、そんな一言に収まらないくらいに好きです。
これからも少しでも長く、このご縁が続きますように。